研究室紹介


情報基盤システム学研究室(通称CS2研)では、工学部知能情報システム工学科、理工学部知能情報システムコースで 唯一、計算機ネットワークを 研究対象としている研究室です。 大学院生・学部生を問わず、 学会やシンポジウムに積極的に参加しています。


研究課題


情報基盤システム学研究室では、計算機ネットワークの運用技術、ネットワークセキュリティ、分散処理技術、Web関連技術、学習支援システムについて研究しています。
研究課題は主に以下の7つに分類されています。 詳しい内容については、各分野の紹介ページでご覧になれます。これ以外の研究テーマにも取り組んでいます。興味がある人は、研究室へおいでください。

  • L2/L3トポロジ構成情報表示システム


  • 構成把握が難しいLANスイッチ間の接続関係を推測するアルゴリズムの開発、 LANスイッチ間やVLAN(Virtual LAN)の構成やルータの接続関係を視覚化するシステムを 開発・運用している。

  • 不正通信・異常通信検知システム


  • TCPの3wayハンドシェイクに着目した不正通信検知システム、SSHパスワードクラッキング攻撃検知システムを 開発・運用して悪意ある攻撃者の検知について研究している。また、sFlowによるサンプリングパケットを 用いたトラフィック傾向把握やDNSクエリログを用いたクライアント端末の挙動に異常がないか検出する 手法について研究している。この他にも、OpenFlow技術を用いて悪意のある通信を制御する手法についても 研究している。

  • spam対策システム


  • spam(迷惑メール)による被害を軽減させるために、様々なspam対策手法を適用し、その効果を検証している。 さらに、spam対策によって生じる通常メールへの配送遅延を低減するためのシステムを構築、運用している。

  • 分散データ管理システム


  • 分散して保存されているトラフィック情報、ログから メタデータを抽出し、メタデータを用いたログデータへのアクセスについて研究している。

  • Webシステムからのプッシュ通知


  • WebシステムからスマートフォンやPCへのプッシュ通知を実現するため、主にServiceWorkerと呼ばれるWeb技術を活用したプッシュ通知システムを開発している。

  • Webページへの注釈


  • 主に調べ学習を支援するため、任意のWebページに掲載された文字や画像に対して、ハイライトなどの注釈情報を記入できるWebブラウザ拡張機能と、その注釈情報を管理する学習支援システムを開発している。

  • Webシステムを用いたリアルタイムコミュニケーション


  • 主に対面/遠隔授業時のコミュニケーションを円滑にするため、WebSocketと呼ばれる技術を用いたリアルタイムアンケートなどのWebシステムを開発している。